“間に合う”人材の育成を目指して

近年、世界はグローバル化やデジタル技術の加速度的な進展によりダイナミックに変化しています。とりわけ日本においては少子化・超高齢化社会の到来で社会・産業の構造が大きく変わってきています。それに伴い多くの矛盾・課題がマグマのように噴出しています。 こうした状況にあってとりわけ教育を取り巻く環境の変化は著しく、今日の教育システムではもはや社会・企業のニーズに対応できる人材の確保が難しくなってきているのも事実です。従って、これからの教育はどうあるべきかが問われています。その中で、高等専修学校教育の柱である「職業実践敎育」が大きな注目を集めています。今日までの学歴を重視した社会から「真に仕事ができる」実力社会への変貌が望まれます。 今や単に「○○学校を出た」から「なにができるか」と時代は大きく動いています。社会の価値観・評価も大きく変わってきています。 本校はそうした社会のニーズに応え得るため、従来のカリキュラムを大きく見直し、「これならできる」「これなら自信がある」といった社会で本当に評価される“間に合う人材づくり”を敎育目標に集中して“確かな自分との出会いを求めて”人材育成を図って邁進してまいります。

学校長　宮野陽代